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ぼくを探しに
THE MISSING PIECE/Shel Silverstein
シルヴァスタイン作 倉橋由美子訳
足りないくらいがちょうどいい
私はそう思う
このお話は多分何にでも当てはまる
自分だったり
仕事のやりがいだったり
あてのない探し物だったり
なんでも
なんにでも
読む人によって変わるんだろう
面白い本だ
夏休みの宿題に
この本の読書感想文を書いてもらいたい
多分、何にも書けない子もいるだろう
だけど、それはそれでその子の個性だ
書けないことを悔やむ必要はない
自信をなくす必要もない
書けないことを怒る先生なんて
先生失格だ
と、私は思う。
何かの事柄についての感想なんて人それぞれ
どう思うか
どう捉えるかなんて
みんな違っていい
みんな違うから楽しいんだ
みんな何かを探しているんだ
その探しているカケラは
自分自身で埋められるものなのかもしれない
誰か大切な人やものなのかもしれない
かわいい犬や猫なのかもしれない
みんな完璧じゃなくていいんだ
完璧じゃないから面白い
あなたになければわたしにある
わたしにあるしあなたにもある
わたしもあなたもどっちもない
それでいい
一緒に見つけるのも楽しいかもしれない
一人で旅に出るのも悪くない
完璧が全てではない
生きていること自体が宝探しなのかもしれない
こんなふうに
読んだ人の心を映し出してくれる本だ